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2025/12/14_いんざいの生きもの紹介

第十九回「クリスマスとお正月」

日本の四季はどこに行ったの? と嘆くことしきりの、あっという間の秋が過ぎました。もっとも印西では、里山の斜面林もニュータウンの公園も、混雑した観光地に行くまでもない、美しい紅葉でした。。

2025 12月号 ガマズミ、ムラサキシキブ、カマツカ、アオツヅラフジ
2025 12月号 ガマズミ、ムラサキシキブ、カマツカ、アオツヅラフジ

この時期、クリスマスやお正月の飾りが、店頭に並びますが、実は、里山でもクリスマス飾りや正月飾りにいいなと思うものが見つかります。

 ドングリや松ぼっくりはそこここに落ちています。カラスウリやサルトリイバラ、サンショウやガマズミ、運がよければヤマブドウやイシミカワの実など、赤い色や青い色をした実は、ツリーにも松飾りにも使えそうです。稲わらも北欧風のツリー飾りに変身します。空き地という空き地、原っぱや湿地のあちこちにツルを伸ばしているクズは、リースの台にうってつけです。

2025年12月_モミの葉飾り

草深の森で見られる大きなモミの木のことを、クリスマスツリーの木と呼んでいますが、ヨーロッパのモミの木とは違って、日本固有種です。江戸時代の伊達騒動を題材にした「樅ノ木は残った」のモミです。写真のモミは、雑木林のはしっこにどっしりと構えていて、下の谷津田からもよく見えます。この秋は、天辺で鳴くモズの姿がよく見られました。葉は、クリスマスツリーの形をしているので、タペストリー風のリースに使えそうです。

ただ、暑すぎず寒すぎずの千葉の気候にあった木なので、温暖化が進むとどうなるやら心配です。

お正月といえば、松飾り。松飾りや門松に使われる松はクロマツですが、家庭の手作りなら、アカマツでも大丈夫でしょう。

アカマツは、実生(みしょう)でどんどん増え、北総地域のかつての雑木林といえば、アカマツが主でした。その昔、キツネが住んでいたそうふけっぱらに生えていた松もアカマツです。江戸時代の牧の風景にもアカマツが見られます。昭和の中頃までは、松露と呼ぶキノコを採っていたと伺っています。またマツは火力が強いので、昭和40年代くらいまでは、マツが家庭の燃料で、風呂炊きや炊事に使われていました。植林もされていました。アカマツは、栄養分の少ない裸地が好きですから、ニュータウンがいったん造成されて、そのまま時間が経過していた原っぱには、マツの群生が見られました。

2025年12月_稲わらのオーナメント
20251122_モミ
20251122_モミ
202312_マツ馬込原 
202312_マツ馬込原 

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