第二十回「馬といえば」
今年は午年。印西で馬といえば、江戸時代、幕府の放牧場だった印西牧が思い浮かびます。印西市の指定記念物の泉新田大木戸野馬掘遺跡は、放牧された馬が逃げださないよう設けられた野馬除け堀です。データセンターなどの開発地域の中にぽつんと残された堀は、馬なら簡単に越えられそうです。ですが、日本在来の馬は体高が150㎝もなく、小さかったのです。時代劇の「暴れん坊将軍」や戦国時代の武将が乗っていたのは、かっこいいサラブレッドではなかったのです。
サラブレッドといえば、花見で有名な小林牧場があります。そこで馬の姿を見るには超早起きするなど一苦労です。走る姿を見たければ、大井競馬場まで。

馬にちなんだ名前のついた生きもの、印西にもけっこういます。まずはチョウマ(鳥馬)の別名があるツグミ。田んぼや道端をぴょんぴょん歩く姿が普通に見られた鳥ですが、最近はめっきり少なくなりました。
虫の仲間では、なんといっても馬大頭と書くオニヤンマでしょう。秋の
鳴く虫、クツワムシやウマオイ。ゴキブリを食べてくれるカマドウマ。それに尾が信じられないくらい長いウマノオバチ。
馬にちなんだ名前のついた生きもの、印西にもけっこういます。まずはチョウマ(鳥馬)の別名があるツグミ。田んぼや道端をぴょんぴょん歩く姿が普通に見られた鳥ですが、最近はめっきり少なくなりました。
虫の仲間では、なんといっても馬大頭と書くオニヤンマでしょう。秋の
鳴く虫、クツワムシやウマオイ。ゴキブリを食べてくれるカマドウマ。それに尾が信じられないくらい長いウマノオバチ。
植物では、原っぱ一面に咲くウマノアシガタ(キンポウゲ)、草深の森の林床をうめつくすウマミツバ、ジャコウアゲハの幼虫の食草となるウマノスズクサ、馬が好む草なので馬をつなぎとめておけるというコマツナギなどがあります。毒を持つため、馬食わずという別名を持っている植物もあり、花はかわいいけれど臭いヘクソカズラやセンニンソウなどがウマクワズです。同じく馬にとっては毒になる木、馬酔木は、公園などに植栽されています。
さて印西の伝承では、源三位頼政の首塚で知られる結縁寺地区には名馬塚があり、馬頭観音が鎮座しています。当たり馬券を願ってお参りする人がいるとかいないとか。
そうそう、馬といえば、まさに牧の名前そのもの、印西市在住の噺家、金原亭馬治師匠も忘れてはいけません。






NPO法人 亀成川を愛する会 理事長 森林インストラクター
小山尚子
出所 亀成川を愛する会
撮影 岩﨑静雄さん