第二十二回「ツクシ」
春が来たと感じるのはどんな時でしょう。春一番が吹いた時? 梅の花の咲き始め? ウグイスの初音? 一面に咲く菜の花? スイセンやクロッカスのつぼみ?

里山にコブシが咲き、空気に春の気配が漂ってくると、春だなと感じます。でも春だと一番感じるのは、ツクシを見つけた時です。一つでも数十本でも、すくっと立ち上がっている姿に春が来た!とうれしくなります。印西で普段よく目にするのは、同じ地下茎から出てきている杉の葉に似ていることから名づけられたスギナ。実は以前、スギナとツクシは親子で、ツクシが大きくなるとスギナになると勘違いしていました。
スギナは光合成をして、栄養摂取係を担当し、ツクシは胞子を作って子孫繁栄を担当します。根っこ(地下茎)は一つですが、役割分担しているのです。種を作る種子植物の葉と花の関係みたいなものです。肥料をやりすぎると花が咲かないように、栄養分が高い田んぼや畑では、スギナばかりが成長します。地下茎で増えていくので、子づくり(胞子)不要というわけなんでしょうか。
子どもの頃、昔はツクシを食べていたと聞いて、祖母にねだってツクシの佃煮を作ってもらったことがあります。はかまと呼ばれるツクシの茎の節についている薄皮の部分を丁寧にとって、手間をかけて作ってもらったのです。子どものことですから、期待したほどおいしいと思わなかったのでしょう、味を覚えていないし、その後作ってもらった記憶もないのです。
ところでスギナは健康茶としても知られています。当会の生きもの田んぼにもたくさん生えているので、若いスギナを摘み取ってスギナ茶としてふるまってくれる会員がいます。無農薬の生きもの田んぼ作り(ちらし参照)に参加して、スギナ摘みをしませんか。
生きもの田んぼ作りに参加しませんか ?! 参加者募集

今年も生きもの田んぼでお米つくりをします。無農薬の天日干し、安全安心なお米つくりで、ホタルやカエルやトンボを守ります。どろんこになって汗をかいて、自然といっしょに遊びませんか。
生きもの田んぼの活動は、主なイベントの他に、草取りやおだ用の竹取など、作業もあります。作業に参加すれば、その分のお米が配分されます。生きものを守っておいしいお米を食べましょう。
4月下旬 代掻き➤5月6日、9日 田植え➤9月下旬 草刈り、おだ掛け作り、稲刈り➤10月 脱穀、秘密基地作り➤11月 収穫祭
年間参加費 大人(中学生以上)2000円、子ども(小学生以下)1000円/人
問合せ/参加申込 MAIL ikimonotambo.kamenari@gmail.com
(申込・問い合せメルアド QR CODE 添付)
